昨日、瀧山不動尊とお施餓鬼を執り行いました。

お不動様は毎年ですが、お施餓鬼は隔年開催です。

気仙地方のお施餓鬼は本堂前に施餓鬼棚を建てます。棚には、三界万霊というお位牌が上げられ、その周りに卒塔婆や供物が置かれます。

法要中は随喜のお寺さんがお経を唱えながら3回棚の周りを歩きます。

台風が近づいていることもあり、お天気を気にしながら開催となりましたが、多くの方にお参り頂くことができました。ありがとうございました。

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前日準備の様子。役員さん、檀家さんが施餓鬼棚を設置しています。

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瀧山不動尊が氷上山から下りて来られました。

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須弥壇上の瀧山不動尊。

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施餓鬼棚も設置完了

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2018年7月29日

先日、献体を希望される檀家さんが来寺されました。

献体については最近、死後「子供に迷惑をかけたくない」という理由で増加しているそうです。(医大には引き取り手のないお骨を納骨する慰霊塔がありますので、それを利用し併せて供養もしてもらうという考え)

しかし、この檀家さんは純粋に医学の発展のために献体を望まれています。以前から相談を受けていて、献体は尊い施し(布施行)ですよとお話をさせて頂いたことが後押しとなったようです。しかし、当然不安があるようで、きちんと葬儀や供養をしてもらえるのだろうか?と相談に来られたのです。

献体される方の遺体は医大に搬送されるため、その葬儀は変則的になります。遺品をご遺体として葬儀を行うこともありますし、解剖実習後に遺骨となってから戻ってきてから葬儀を行うこともあります。その際、戻るまで1〜2年かかるため一周忌や三回忌を併せて行うこともあります。結論として、葬儀や供養はしっかりと執り行います。ただ、心に留めて頂きたいのは、献体する場面になった時、遺族は慌ただしく故人との時間を過ごさなくてはなりません。生前にしっかりそのことを理解し合わなくてはなりません。

また、生前交流があった方が葬儀にきてくれるのだろうかということも心配されていました。(つまり遺品をご遺体と見立てた葬儀に来てくれる方がいるのか?また、時間が経って戻ってきてからの葬儀に参列してくれる友人はいるのだろうか?ということ。)以前、私は献体者の葬儀を執り行ったことがありますが、多くの方が参列し故人の偉業を讃えていました。そして、遺骨となって戻って来てからも改めて焼香に来てくれていたことをお話しさせて頂いたら、大変安心をされていました。

献体を考えている方の参考になればと思って、ここに書き記させていただきました。

今、「終活」が流行っているそうですが、今回、献体を希望された檀家さんのように、誰かに迷惑をかけないようにではなく、いかに自分が存在したことを人々に記憶してもらえるかを考えて終活していくべきではないかと感じました。


今月28日のお不動様を前に草刈り作業を行いました。多くの檀家に作業をしていただきました。

作業終わって、護持会総会も執り行いました。全議案承認いただきました。

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夕方、子供と学校まで散歩に行きました。

仮設住宅の撤去が進み、あとは土壌の入れ替えだけのようです。

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「祈りの道」再興プロジェクト代表・上野成就院さまより

漫画「てくてく 気仙三十三観音参り」をいただきました!

巡礼の様子を漫画で描かれて、とても楽しく読めました。

気仙の各書店で販売されていますので、ぜひ、ご覧ください。

もちろん、延命寺(第8番札所)も描かれています!

 

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          瀧山不動尊大祭のご案内

 

  慶長年間(1596年〜1615年)に建立されました瀧山不動尊は、

 氷上林道そばの御堂に鎮座され、以来今日まで多数の尊崇を集めてきました。

  毎年7月28日に行われる瀧山不動尊の縁日では、信者によって別当延命寺に下山され、

 盛大に豊作・家内安全・諸災消除などをご祈祷致しております。

  どうぞ、皆様のお参りをお待ちしております。

 

   日にち 平成30年7月28日 土曜日 

       午前10時から

   ところ 延命寺(竹駒小入り口)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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