ブログ|曹洞宗竹駒山延命寺(岩手県陸前高田市の寺院)

今朝は雪がちらつきました。初雪です。

峠筋は幾分積もったそうです。

寒さが一気に来たので、体に堪えます。

IMG_1063


2018年11月20日

相続税の話です。

平成27年に相続税の税制が変わり、対象者が増えたのはご存知でしょうか?

私は税理士ではないので税金の話などできませんが(してはいけない)、先日、墓石屋さんから聞いたことを書きたいと思います。

お墓や仏壇など祭祀財産と呼ばれます。この祭祀財産には相続税がかかりません。(考えたこともありませんが・・)しかし、お墓や仏壇などが無い方はたくさんいます。もし、それらが必要となった場合、多くの方が相続した財産(現金など)で準備することでしょう。じつは一定の葬儀費用は遺産から控除として差引かれることができますが、お墓や仏壇などの購入費は控除の対象ではありません。よって、お墓や仏壇などの祭祀財産は断然、生前に準備されるべき!!とのことでした。


IMG_1026

鑑賞されたい方はチケットを差し上げます。

お問い合わせ下さい。


先日の供養の際、戒名って何なの?という質問をうけました。その時にお答えしたことをブログに載せたいと思います。

曹洞宗の葬送(葬儀)では故人に戒を授けます。戒とは戒律、規律のことです。戒を授かった者は仏の弟子となります。つまりは僧侶になるということであり、よって、ここでいう戒律は僧侶になるための戒律を守りますと誓を立てることを言います。そして、その証が戒名です。ではなぜ、僧侶にならなければならないのか?あの世は仏の世界であるからして、仏様と同じ身分になるのは当然ですが、実は、九族の行く末を祈念しているのです。九族とは、自分を中心に、先祖・子孫の各4代を含めた9代の親族のことです。

黄檗宗に希運禅師という方がおりましたが、その方は「一子出家すれば、九族天に生ず」。一子一代が出家すれば九族がこの世界から離れて次に生まれるところは天であると申され、出家の意義示されました。

このように、葬送が、単純にあの世に行くための儀式ではなく、九族の行く末を祈念するものであることがお分かりかと思います。

一子一代で九代も救えるのであるならば、また九代目に出家葬儀すればよいのではという者もおりますが、それは野暮っていうものです。誰しもが己の父母、子、孫の安寧を念じずはおられません。一代一代が九族の行く末を祈念して旅立つのです。

 


2018年9月21日

IMG_0809

境内地に金木犀が植えてあり、今年も甘美な香りを漂わせています。


2018年9月14日

スキャン 14


スキャン 14 スキャン 12


お盆に入り、早朝よりお墓掃除の方々が見えられています。昨日までは涼しかったのですが、今日は真夏日です。水場の水をチョロチョロと流し、少し涼を演出したものの焼け石に水でした。

延命寺では春先から東側杉林を伐採していて、お盆前にようやく切り終えました。見晴らしが良くなり大変明るくなりました。帰省されている人達も驚かれていました。

IMG_0722

IMG_0721IMG_0725


昨日、瀧山不動尊とお施餓鬼を執り行いました。

お不動様は毎年ですが、お施餓鬼は隔年開催です。

気仙地方のお施餓鬼は本堂前に施餓鬼棚を建てます。棚には、三界万霊というお位牌が上げられ、その周りに卒塔婆や供物が置かれます。

法要中は随喜のお寺さんがお経を唱えながら3回棚の周りを歩きます。

台風が近づいていることもあり、お天気を気にしながら開催となりましたが、多くの方にお参り頂くことができました。ありがとうございました。

IMG_9022

前日準備の様子。役員さん、檀家さんが施餓鬼棚を設置しています。

IMG_5598

瀧山不動尊が氷上山から下りて来られました。

IMG_0702

須弥壇上の瀧山不動尊。

IMG_0704

施餓鬼棚も設置完了

IMG_0706

 


2018年7月29日

先日、献体を希望される檀家さんが来寺されました。

献体については最近、死後「子供に迷惑をかけたくない」という理由で増加しているそうです。(医大には引き取り手のないお骨を納骨する慰霊塔がありますので、それを利用し併せて供養もしてもらうという考え)

しかし、この檀家さんは純粋に医学の発展のために献体を望まれています。以前から相談を受けていて、献体は尊い施し(布施行)ですよとお話をさせて頂いたことが後押しとなったようです。しかし、当然不安があるようで、きちんと葬儀や供養をしてもらえるのだろうか?と相談に来られたのです。

献体される方の遺体は医大に搬送されるため、その葬儀は変則的になります。遺品をご遺体として葬儀を行うこともありますし、解剖実習後に遺骨となってから戻ってきてから葬儀を行うこともあります。その際、戻るまで1〜2年かかるため一周忌や三回忌を併せて行うこともあります。結論として、葬儀や供養はしっかりと執り行います。ただ、心に留めて頂きたいのは、献体する場面になった時、遺族は慌ただしく故人との時間を過ごさなくてはなりません。生前にしっかりそのことを理解し合わなくてはなりません。

また、生前交流があった方が葬儀にきてくれるのだろうかということも心配されていました。(つまり遺品をご遺体と見立てた葬儀に来てくれる方がいるのか?また、時間が経って戻ってきてからの葬儀に参列してくれる友人はいるのだろうか?ということ。)以前、私は献体者の葬儀を執り行ったことがありますが、多くの方が参列し故人の偉業を讃えていました。そして、遺骨となって戻って来てからも改めて焼香に来てくれていたことをお話しさせて頂いたら、大変安心をされていました。

献体を考えている方の参考になればと思って、ここに書き記させていただきました。

今、「終活」が流行っているそうですが、今回、献体を希望された檀家さんのように、誰かに迷惑をかけないようにではなく、いかに自分が存在したことを人々に記憶してもらえるかを考えて終活していくべきではないかと感じました。